マーフィード　R.O.ピュアウォーター自動販売機の水

スーパーに行くと、水を自動販売機で購入している姿を見かけることがあります。だいたいシステムとしては、水を入れる専用の容器だけ購入すればそれ以外費用がかからず、お客さんがスーパーへ足を運ぶために、お店が用意したサービスとなっています。サービスしている水は、なんたら活性水とかなんたらイオン水という名称で、人間の健康には良いのかもしれないけれど、熱帯魚や水草にはどうなんだろうと思い、気にはしていましたが、それらの水は使用していませんでした。
しかし近所のあるスーパーではあのマーフィードのRO水をサービスしていることを知り、RO水なら間違いはないだろうと思い、使用してみることにしてみました。



写真の容器は4Lの容量です。もっと量が必要な場合は、容器を複数個購入するか、多分そんなことする人はほとんどいないと思いますがピストン輸送することになります。

RO水は、水槽内の苔の原因となる珪酸塩やリン酸塩を持ち込まないようにするために、よく海水の水槽で使用されています。それに比べると淡水で使用している方は少ないようで、極端に水道の水質が悪い場合やディスカス飼育者の使用例がちらほらと見られる程度です。

私の場合は、主に足し水に使用しており、余った水は水換えの時に使用しています。特に夏場はファンで冷却するので水の減りが早く、足し水をすると足した水に含まれている塩の分、硬度が上がってしまいます。従って足し水には硬度の低い水を使用した方が、水質を変化させる要因を減らすことになります。また水道水の水質をチェックすると、硝酸塩が検出されるため、少しでも水槽に入れないための意味もあってRO水を使用しています。

テトラ　テスト　5 in 1試験紙での水質チェック結果
左から水槽の水、水道水、R.O.ピュアウォーター
試験紙上から、硝酸塩、亜硝酸塩、総硬度GH（真ん中3つ）、炭酸塩硬度KH、pH

GH　水槽の水6〜10 dH、水道水は3〜6 dH、R.O.ピュアウォーター< 3 dH

硝酸塩　水槽の水25mg、水道水10mg、R.O.ピュアウォーター0〜10mg（僅かに発色）

夏場は足し水だけとしても１週間で2Lぐらいは使用してしまいます。冬場はほとんど足し水しないで済むので、2週間に1回の水換え時に4L使用しています。1回の水換えではだいたい15L行うので、その4分の1程度がRO水となります。

なぜ、交換する水全量をRO水にしないかというと、硬度が低くないと育たない水草を育てていないこと、逆に言えば硬度を低くしすぎると調子が悪くなりそうな水草を育てていること、また一般的にRO水だけではあまりにも純水過ぎて、淡水の魚の飼育に適していないと言われていることが挙げられます。
それに加えて、自転車で運んでいるのでそんなに大量に運べないこと（自転車がマイカーですので）、RO水は塩素が入っていないので痛みやすく冷蔵庫での保管が必要で、我が家の冷蔵庫にはそんなに水ばかり入れるスペースがないこと、もちろん容器をいっぱい持つということは容器代も掛かりますしね。
それではそんな少ない量で入れている意味あるの？と聞かれたら、確かにほとんど効果は感じられないけど、マーフィードのRO水をほとんどタダで使用している満足感を感じられますよと答えます。また家族も喜ぶようになります。なぜならついでにお使いするようになるので。背中のリュックに水の容器を入れ、前かごには購入した食料品を入れ、今週もまた水を運ぶことでしょう。

もし興味が湧きましたら、マーフィードのR.O.ピュアウォーター自動販売機の設置店はマーフィードのサイトに掲載されているので、近所に設置店があるかどうか調べることが出来ますよ。
あと大切なこととして、RO水を試してみる場合は、飼われている熱帯魚や水草に悪影響を与えないよう、導入前に水質チェックをすることと水変え量全量をRO水とせず、少量ずつ様子を見ながらの導入をお忘れ無く。